このところ、以前コーチとして担当させて頂いた方から
　
「今こそ我が社にも、コミュニケーションを学ぶ機会を提供したい」

という声を、沢山頂いています。
　
　
テレワークによる社員間コミュニケーションの課題だけではなく、
　
この非常事態時に「社員のメンタルの安定をはかり、パフォーマンスを下げないために」という目的からです。
　
「国によっては、厳しい自粛生活が続いていて、海外の駐在員のメンタルがとても心配なんです」というお話を伺いました。
　
　
きっと、いま多くの人にとって必要なのは、
自分で自分の心の状態を整えられることだと思います。
　
でも、心の状態は目に見えません。
　
　
身体と違って、体温計で測れるものでもないし、
体重計に乗って「これはあかんやろ」と気づかせてもらうわけにもいきません。
　
　
心身ともに健康に、この時期を乗り越えるためには、
　
日々の適度な運動が大切なのと同じように、
　
自分で自分の心の状態をキャッチし、
ケアする習慣を持つことが大切なんだと思います。
　
　
では、自分の心の状態をどうやって確認したらいいのでしょうか。
　
　
私のひとつのおすすめは、
　
「あなたの身近にいる大切な人」や、関わる頻度の高い「家族やパートナー」の状態をチェックすること。
　
その人の心の状態は、あなたの心の状態をうつす鏡でもあります。
　
　
私たちは思っている以上に、身近に関わる人の心の状態に影響を受け、自分も相手に影響を与えています。
　
　
今朝どんな表情をしていましたか？
　
どんな声のトーンで、どんな言葉をかけあいましたか？
　
　
その「身近にいる大切な人」は、物理的な距離が近い人とは限りません。
　
今はオンライン上でしか、繋がれないかもしれません。
　
オンラインであれ、オフラインであれ、
その相手とのコミュニケーションが、自分にとって心地よいものかどうかが重要です。
　
　
身近にいる大切な人との関係性を良くすることが、
私たちの心を安定させてくれる何よりの方法。
　　　
コーチングは「人材育成」に限らず、自分や大切な人の心を安定させたり、整えるためにも活かせます。
　　
　　
今は辛抱の時期かもしれませんが、
　
そんな毎日でも、心身共に健やかに、
心に少しのゆとりを持って、身近にいる人と関われたらいいな。
　
自分にも相手にも、あたたかい言葉をかけて
1日1日を過ごせますように。


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