オンライン研修で大事にしていること

2020/07/26

 


  
コツコツコツ..

講師が、ゆっくりと前へ歩いて行く。
  
 
さっきまで賑やかだった会場は急に静かになり、参加者の視線と意識が一斉にひとりに向く。
   
会場の緊張感は一気に高まり…
  
  
  
なんていうシーンは、残念ながらオンライン研修ではありえない話で、
  
むしろ「今日喋る人どこどこ?」みたいな状態になります。
  
  
同じ空間にいる緊張感や一体感が、
  
私たちの意識をこんなにも集中させてくれてたんだなぁと、実感する今日この頃。
  
  
やればやるほど「オンライン研修」は対面より難しいと感じます。
  
(それに、ミュートの世界はとっても孤独..)
  
  
  
時間が長く感じやすく、集中力も続きにくいので、話し方や時間配分、構成に工夫が必要だし、
  
YouTubeや動画コンテンツをかなり見慣れてきた今、同じ画面越しに映る講師は、
  
「時間を忘れて夢中にさせるプロ」の方たちと無意識にも比べられてしまいます。
  
  
だからこそ、相手の視覚と聴覚でしか繋がれないオンライン研修では、
  
どれだけ参加者の心を引きつけ、少しでも感情を動かせるかが大事だと思っています。
  
  
例えば「小さな笑い」が入るか入らないかで、参加者の満足度は全然違います。
  
これがなかなか難しくて、TCS(トラストコーチングスクール)代表の馬場コーチはこの「小さな笑い」をいれるのが本当に上手。
  
(あ、小さな笑いではなくて「失笑」かもしれません)
  
  
  
コーチ型講師は「問い」を投げかけながら進めていきますが、
  
難しいのは、その答えも、どんな感じ方をするかも、一人ひとり違うこと。
  
  
いま私が沢山の方々と問いを共有する時に、とても力になっているのは、
  
TCSやマザーズコーチングの講座、セッションを通して「一人ひとりと真摯に向き合ってきた時間」です。
  
様々な「答え」や「考え」を聴かせていただいた経験が、いま大勢の人と向き合う時の私の大切なお守りになっています。
  
  
 
日本中、世界中の方に参加いただけるオンライン研修やオンラインセミナーは、今後ますます需要が増えていくはずです。
    
  
TCSの講師トレーニングは学べるだけでなく、失敗できる貴重な機会。
  
 
ぜひ、コーチ型講師に挑戦する仲間たちには
手元の資料に目を向けるのではなく、
  
今という、かけがえのない時間を共有する画面の向こう側の「相手」に意識と目を向けて、成長の糧にしてもらいたいなと思います。
  
  
昨日登壇いただいた皆さん、
有意義な時間をありがとうございました!
  
次回以降に登壇される皆さんの講義も楽しみに、
私も明日からのオンライン研修をがんばります。

 


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