先進国である日本に住んでいる私たちは
いつも安全で、安心できる環境に暮らしていて、
命の危機には、すぐに最先端の医療の力に助けてもらえる。
救いの手をいつでも差し伸べてもらえることが、
どれだけ有難いことなのかを、実感する毎日です。
東京では、確保している病床数を感染者数が上回り、
近くの総合病院では、もう通常の患者さんの受け入れをストップしています。
すでに世界中で6万人もの方々の命が失われていますが、
本当に残酷だと感じるのは、
この感染症で亡くなってしまったら
愛する人と二度と会うことができないこと、
大切な人の最期に、顔を見ることも、
手を握り、その肌に触れることも叶わないこと。
突然の、最後の言葉さえ交わせない永遠の別れが
どれほど悲しいか、言葉に出来ません。
医療の最前線で、限りなく少ない資源の中で、
身体を張って戦う方々のためにも、
医療崩壊を起こさないためにも
大切な人の命を守るためにも、
今、私たちにできることは何かを、
あらためて考えさせられます。
家にいることで、守れる命がある。
ひとりの人間として、出来ることを、
そしてコーチだから出来ることを、真摯にやるだけです。