あなたには「反抗期」ありましたか?
私は今でこそ穏やかな人間ですが、中高生の頃はとにかくイライラして妹や母に当たり散らしていました。
そんな思春期真っ只中17歳の私が、心から母に感謝した出来事があります。
当時私はニキビがひどくて、平らな肌がないほど凸凹した肌や赤みにすごく悩んでいました。
手を尽くすほどひどくなる肌を見て毎日落ち込むのに、妹の肌は陶器のように綺麗で何のトラブルもなくて恨めしいことこの上ない。
(ただの八つ当たり)
いろんなものを試しては悪化して、そんな過剰な努力も肌には良くなかったのだと思います。
ある日タウンページで見つけた、当時まだ珍しかった美容皮膚科へ相談に行ったら、「アメリカから来た治療"ケミカルピーリング"があなたのニキビ肌には効果的だよ」と先生に教えてもらいました。
でも、当時のピーリングはとっても高くて、高校生の私にはとても手が出せない金額。
そこで母に「お母さん、バイトをしてちゃんと返すから、ピーリングのお金を貸してほしい。お父さんには言わないで」とお願いしたら、
「わかった。いいよ」と、すぐに病院で25万のローンを組んでくれました。
あの日、なんの躊躇もなく決断してくれた母。
約束通り、そのことを父には伝えなかった母。
信頼してもらえる喜びを、いつも感じさせてくれた母。
昨日はそんな母の70歳の誕生日でした。
今は母を喜ばせることが私の喜びで、返しきれない感謝の気持ちを、お互い生きてるうちに沢山伝えたいと思ってます。
意外にもおねだり上手の母には毎年驚かされますが、喜ぶ母を見て、きっと父も喜んでくれているはず。
お母さん、お誕生日おめでとう。
食いしん坊の父がお誕生日によく連れて行ってくれたホテルへ10年ぶりに行きました。
私は父に似て全然お酒が飲めないのですが、母と妹はお酒が強い。妹にいたっては酒豪です。遺伝子って面白いですね。