トマトジュースは好きなのに、
小さな頃からずっとトマトが苦手でした。
「どうしてこんなに美味しいトマトが、食べられなかったんだろう..」
今は不思議に感じますが、
『食わず嫌い』じゃなくて、『食べて嫌い』でした。
でも、きっと食べたのは、
ひとくち、かじった程度だったんだと思います。
初対面がうまくいかなくて、自分の好みに合わない部分だけ鮮明に記憶して、大きくしちゃって、
そのまま「苦手」というレッテルを貼って距離を置いてしまうなんて、人間関係でもありそうな話です。
「今も無意識にそんなレッテルを貼って、
もったいないことをしていないだろうか?」
なんてことを考えながら、
とびきり美味しそうなハンバーガーにかぶりついたら、大変なことになりました。
一瞬の儚い美しさ。
それもまた、醍醐味かな…
トマトの美味しさに気づけて、本当に良かったです。