アサーティブネスの効果

2020/09/09

TCS(トラストコーチングスクール)でもお伝えしている「アサーティブネス」

「相手も自分も大切にしながら、自分の意見を伝える」という、いま企業研修でも大変リクエストの多いテーマです。

ものすごく大きなクレーン車が来て、我が家の隣の古い建物を壊し始めたのは今年の2月のこと。
「地震か!」と思うほどの揺れと爆音でしたが、普段ずっと外で仕事をしているので気にしていませんでした。

それが、「これはやばい。まじでマズイ..」と感じ始めたのは、コロナ禍ですべての仕事がオンラインに切り替わってから。
とくにオンライン研修や講演会、セミナーは私がひとりで話すシーンも多く、
「工事の音がうるさすぎて聞こえません」では話になりません。
当時、貸し会議室も軒並みクローズしていました。

困ったー。。

しかし、私は幸運にもコミュニケーションを学び続けている人間ですので、
コミュニケーション力でなんとか乗り切れないかと、やってみることに。

ポストに入っていた担当者さんの名刺を引っ張り出してきて電話をし、
「〇〇さんですか?お世話になっております。
わたくしこういう者で、こういう仕事をしておりまして、実はこういう事情で音が大きいと困るのですが、今後どのくらいの音が予想されますか?大きな音が出る時間帯はありますか?どのようなスケジュールで進みますか?」
などなど、聞いてみました。

相手を責めることはしない。
感情的にもならない。
(本当は「うるせー!」と叫びたい)
相手だって誇りを持ってプロの仕事をしているのだから、尊重したい。

でも、私だってプロの仕事がしたいんだ!
(心の声)

その後、担当者さんに会うたびに
「〇〇さん、いつも気にかけてくださり、ありがとうございます」
「〇〇さんもスケジュールおしてしまって大変ですよね、頑張ってくださいね」
と声をかけていたら、ほどなくして
「音はうるさくないですか?」
「静かにしてほしい時間帯があったら、遠慮なく言ってくださいね」
と声をかけてくれるようになりました。

有り難い..(涙目)

最近皆さんがご配慮くださり、静かで音も気にならない日々が続いていたのですが、先日東北・北海道の講演会の大切なタイミングで、講演中に突然、
ガガガガガガ!!ガガガガガガ!!
と爆音が…(涙目)

講演中、皆さんにチャットを入れていただいている間に、窓を開けて大声で、
「すみませぇーん!!15時まで静かにしてもらえたら助かりますー!!」
と大声で叫ぶ(近所迷惑)という荒業で、なんとか乗り切ったのでした。

ふぅ。

コミュニケーション学んでいて、

よかった良かった。



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